伊万里鍋島焼

話は先月の博多出張に遡ります。

二日間の仕事を終え、以前から行きたかった鍋島焼の畑萬陶苑の作家さんをお訪ねしてきました。

伊万里焼の窯元が立ち並ぶ一帯は墨絵に出てくるような岩山に囲まれています。

伊万里焼と鍋島焼? と思われますよね。鍋島焼は伊万里の中でも鍋島藩のお殿様のための御用窯でした。それが廃藩置県以降、民窯として作ることが許され、一般向けに作られるようになったわけです。それが一般的な伊万里焼。

畑萬陶苑さんは鍋島焼の伝統技術を継承されている窯元さんなのです。


街中で一番大きな煙突、大きな窯。

こちらのご当主であり作家の畑石真嗣先生に、マエダ40周年記念オリジナル大皿を製作していただくことになりました。(大変恐縮なことですが)

先生の作品をたくさん拝見して、デザインがモリモリ湧いてきましたよ。

時間をいただいて絵付けをさせていただきましたが、素焼きの状態で絵付けするのは筆がまったく滑らずに大変難しいのですが、窯入れいただいた絵皿が本日届きましたので恥ずかしい仕上がりですがキルトと一緒に飾ることにいたします。

さぁ、先生との共作がどのようになりますかお楽しみ、お楽しみ。


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